不動明王は、大日如来が一切の悪魔を降伏せんがための変化身と言われています。
そのお姿は、裸体で眼を怒らし、両牙を咬んで、両眼を見開き、右手に剣、左手に索を持たれ、大火焔を背負っておられます。右手の利剣は忿怒、瞋恚、愚痴の三毒と、種々の煩悩の悪魔を切り払い、左手の索は、難状の衆生が迷いの道に陥らんとするとき、縛って救われるものです。
また、大火焔は、一切の煩悩を 焼き尽す大慈悲の徳を表されています。霊験あらたかなところから、全国各地で盛んに信仰されています。
不動明王の功徳
国家安泰、息災鎮宅、悪魔降伏、一切の煩悩を焼きつくす大悲徳がある。